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執筆者の写真古谷拓之

見たいもの、見えないもの

いつもありがとうございます。

苫米地式認定コーチ 古谷拓之です。


■何を見たいか、知りたいか

昔学校の英語の授業でスキャニングという技法を学びました。

問いに関連するキーワードを、長い英文の中から探し出す=英文をスキャンする、という方法です。


やり方は簡単で、知りたい情報を念頭にざっと文章に目を通すという方法。

やってみると不思議なことに、はっきりと読まなくても長文の中からでも関連するキーワードが目に入ってきて、問いに答える事ができます。


このからくりは、関連するキーワードを意識し、そして探すというゴールを持つことで、脳がキーワードに集中し、それを探し出そうとする認知の仕組みがあるからです。


言い換えると、キーワード以外も目に入っているのにそれらを読み飛ばしているのは、キーワード以外を認識しないような仕組みがあるから、とも言えます。


■ロックオン、ロックアウト、スコトマ

コーチング用語でこれらを説明すると、

自身が重要と認識したことに集中することをロックオンと呼びます。

そして、重要さを下げ他のことを認識しなくすることをロックアウトと呼びます。

そして他のことが認識されなくなっている状態のことをスコトマと呼びます。


なにかにロックオンすると、ロックアウトされるものが生まれ、それがスコトマになる。

これは何も英文のスキャニングだけで生まれるものではありません。


■人生におけるスコトマ

上述した英文のスキャニング技法のように、自分自身の生活においても何か目的を持つ=ゴールを持つと、ゴールに関連する情報にロックオンし認識できるようになります。

ただ一方で、ロックアウトの原理から、見えないものも生まれてきます。


重要なのは、ゴールとして自分自身の中に落とし込まれたものは、それが本当に自分がやりたいことかどうかは関係なく、それにロックオンしてしまうということです。

それにより見えないもの=スコトマになっているものが、本当はあなたのやりたいことにつながる、知りたかった情報だった、ということもあるということです。




普段何にロックオンしているかを考えるのは有効な方法かもしれません。

そして、それに気づいたら本当にそれはロックオンしたいものだろうか、という問いを投げると、無意識が問いの答えにつながる情報を探してくれ、気づくことができます。


あなたは何にロックオンしたいですか?


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